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2010.12.14

車いすを作るぞ(5) 仕様の最終確認編

 先のエントリーのコメント欄に書きましたが、交付決定通知書が届きました。それを受けて、きのう販売店担当者が自宅へ来て、仕様の最終確認と交付対象以外の(つまりオプション品の)代金見積もり書の受け取りをしました。

 まずは仕様書に記入された各部寸法をひとつずつ確認していきます。いまいち自分で決めた値に自信がない座面前端の高さやフットレスト位置が、あとで変更できることも確認。こういうとき、やっぱりモジュール型は便利というか気が楽です。

 追加で取り付けるオプション品(↓)に漏れがないかもチェック。
 ・グリップR(押すときのグリップ)
 ・固定式パイプアーム(肘掛け)
 ・アシストグリップ
 ・ティッピングバー
 ・フロントキャリアー

写真:アシストグリップの高さの測定基準線 アシストグリップは、座面を支えるフレームからアシストグリップのパイプ上端までの高さを指定することができます(右図)。見栄えと実用度を天秤にかけて、70mmにしました。ほんとは無いほうがすっきりするんだけど、要るんだからしょうがないやねえ。椅子などから乗り移る際に掴むのが主な使い道ですが、もしも後ろに転んだとき——けっきょく転倒防止バーは付けないことにした——これを掴んで後頭部強打を防ぐ用途も想定しています。

 オプション品に漏れがないことを確認して、そのお値段合計はちょうど3万円(新車購入時は非課税)。納車時に自己負担金(世帯所得額により算出される)と併せて販売店へ支払います。

 さてさて、あとは懸案のフレーム塗色をどうするか決めなきゃ。これまでの車いすはアルミの地色そのままだったので、今度はぜひとも色を付けたいと考えていました。どうせなら明るい色にしたい。持ってきてくれた十数色の塗装サンプルから、見慣れた黒と茶色とガンメタを外し、緑と紫と赤とピンクも外し、白とシルバーメタリックを外し...で、けっきょく黄色にしました。塗装サンプルは10月末にデモ機の試乗をした際に一度見ていて、明度高めな記憶があったのだけど、改めて見たら実はそうでもなくて(相変わらず色彩感覚が....(^^; )、ひまわりの花びらか、紅葉したイチョウの葉っぱな感じ。なお、シートバックと両脇のカバー?は黒なので、全体としてはめっちゃ警戒色です(笑)。あぶのおまっせ。


 というわけで手続きと決めるべきものはすべて終了し、販売店担当者によれば2月末ぐらい....の、納車を待つだけとなりました。待ち遠しいなー。

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2010.12.05

車いすを作るぞ(4) 判定会と交付申請編

●11月26日
 ようやく東京都心身障害者福祉センターで判定をしてもらう日になったー。指定された時間は午前9時半だけど、たっぷり余裕をみて9時に到着。判定には代理店の担当者に同席してもらって、私に合う車いすはどういう構成にするのがいいか(判定書を書く人に対して)助言?してもらう約束だったけど、まだ来ていない。ま、時間までに来てくれれば問題ないわな。

 ....と思っていたら、まだ時間前なのに「こちらへどうぞー」と呼ばれちゃった。あらら、販売店担当者はまだ来てないんだけど、いいのかしらん。しょうがないなあ。あとで業者が来ますので、と受付に伝えて判定室?へ。

 判定では、理学療法士さんが車いすを新調する理由・普段の生活でどのくら車いすに座っているか・外出用か室内用か....などなどをヒアリング。あと握力測定も。ン十年ぶりにやったな。なお、車いすの耐用年数(←交付の規定上)は6年で(あれ?? 5年だと思ってた)、現用車はなんと13年め。「ずいぶん長く使われましたねえ!」って驚かれた(^^; いやあ、面倒くさがってただけなんですけどね....。とは言わなかったけど。

 私からは、現用車は補装具+松葉杖で歩いていたときに作ったもので補助的にしか使っていなかった、だから細かく考えて作らなかった、なので実はあちこち体に合っていないことが車いすメインの生活になってから分かった...てなことを話した。それと、座面奥行きがありすぎてヒザ裏に少し当たっているところを見せたら「あらあ! これはいけません!」。そんなに驚かれるほどダメだったのか....。

 私の状態を訊かれている途中で販売店担当者が到着した旨、連絡あり。けれど「あ、業者さんはもう決められてるんですね」と言うだけで呼び入れられず。アドバイスだかはどうなるんだ。

 この時点では、新しい車いすはどうしたいかという話の段階だったので、体に合った車いすを作りたいけれど、どうするのがいちばんいいのか分からないので仕様をガッチリ決め込んで(各部を溶接で)作るタイプではなくて、あとあと調整できるモジュール型にしたい、操作感を軽くしたい、長く座っているとお尻が痛くなる(褥瘡はない)ので、厚めのクッションが欲しい、いうことをつらつら話しました。

 ここでいったん中断。これ幸いと販売店担当者と合流。私は背骨が測弯しているので、シートバックの張り調整でフィットさせる必要があるから処方に入れてもらったほうがいいでしょうとのこと。なるほど、これは「必要がある」装備だから処方の範疇なんだ。と、改めてこれまでどれだけいいかげんだったんだ、というのを思い知る(^^;

 判定再開時に、販売店が持ってきてくれたデモ機に乗って、いま検討しているのは概ねこんなやつですと見せもした。「ご自分の車いすよりずいぶん軽く進んでますね」なんて言われました。

 そんなこんなでヒアリングは終わり、「オーダーメイドの普通型車いす」+多層構造(堅め+軟らかめウレタンを重ねたもの←軟らかいだけだと沈みきってしまって意味をなさない)クッションと張り調整式シートバックを処方され、その内容が書かれたマスターカードを渡されました。これを持って区役所に行けばいいのね??

 理学療法士「判定医の先生に可否を聞いてきますから、少しお待ちください」
     私「あ、はい」

 これからが判定の本番だったりする?? しばらくして白衣を着たお医者さん登場。

   判定医「いいでしょう、作られてください」
     私「は? あ、どうも(^^;」

 .....マスターカードはもう貰っているとはいえ判定医の先生は診ないのね。そういうものか。そういうものなんだね。販売店担当者と顔を見合わせて「なんか、簡単だったね(^^;」。

 めでたく実質上のゴーサインが出たので、そのまま待合ロビーで販売店担当者と各部の寸法出し作業に突入。フットレストの位置とシートバックの高さをどうするかで少々悩んだけれど、どうにか決まりました。追加オプションのリストも渡して、ひとまず仕様を決定。正式発注時にもう一度確認することとしました。

 それにしても代理店は大変だよなあ。
 デモ機を持ってきてもらったり、判定会に午前中いっぱいつきあってもらったり、最終確認でまた自宅に来てもらうし、納車後もきっと細かな調整作業がある。そんなことをして1台十数万円の車いすを売って利益は出るのかしらんと、ふと思ったり。クルマでさえ、よほどの上客でなきゃ試乗車を持ってきてはくれんぞ。


●11月29日
 マスターカードを持って区役所で交付申請をしなきゃ。実際は、処方された内容に加えてオプション品をいくつか付けるのだけど、それらはもちろん交付対象ではないので自分で代金を支払うことになります。で、交付申請に行きたいんですが〜と福祉課に電話したら、販売店からの見積もりはもう来ているとのこと。仕事が早いぞ>販売店

 福祉課では交付申請書に住所・氏名・障害者手帳の記載内容などを書き、ハンコをついて終了。判定会で渡されたマスターカードは控えだそうで、今後、修理の際に見せることになるそうな。あ、そうなのね...。

 都の福祉センターから判定書がまだ届いてなかったので、それが到着してから交付券が発行され、それから発注という流れになります。代理店によると発注してから納車まで2ヶ月ほどかかるそうで、車いすを新調することを検討し始めてから納車まで、なんだかんだで4ヶ月〜5ヶ月。もし使用中のものが壊れてからスタートするには困る期間やねぇ。次は早めに始動しよう....。

 ところで、判定会の際に「納車されたら処方通りのものができたか確認するために、ここ(福祉センター)か理学療法士が居る区の保健福祉センターへ出向いてください」と言われていました。で、「どこに見せに行くかは区の福祉課に訊いてください」とも言われてたんだけど、訊くのを忘れてた(^^; 納車されてから訊けばいいか。

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